秋田には珍しい30年来のソフトバンク・ホークスファン(プロ野球、パリーグ)です。なかなか実戦は観戦に行けませんので地上波、BS、ケーブルテレビに加え今季からインターネットテレビを契約し全試合を観戦できる態勢を整えました。しかるになんと我がホークスは目下、4位に沈み(締切寸前に3位に浮上するも状況に著変なし)このままではリーグ優勝はおろかクライマックス-シリーズ(通常の公式戦順位3位までのチームによる日本シリーズ参加権を争う試合)にも進めません。 思えば、シリーズ開幕前は解説者、担当記者諸氏の予想によればのきなみ優勝ないし上位でした。開幕前日3月28日付、日刊スポーツ紙では山田久志(元阪急、能代出身、名球会いりの284勝投手)など9氏が全てホークスの優勝を予想しており、同じく3月28日付、毎日紙では担当記者5氏のうち3氏が優勝、残り2氏が2位を予想していました。他の新聞、テレビでは結果が出ても予想が当たろうが外れようが知らんぷりですが毎日紙では予想結果反省記事が掲載される点がユニークです。反省記事の内容が今から気になります。 不成績の原因はある程度あきらかです。新外国人選手がハズレだったこと。目下、首位独走中のイーグルスが今季から加入のメジャーリーガーのスラッガーが2名とも抜群の働きをし、打順4番、5番にデーンと座っている(打者だから立っている?)のに引き替え、ホークスでは一人は1本も本塁打を打つことなく2軍に落ち、怪我で手術のため帰国し、もう一人は開幕早々こそ4番に座ったものの6月頃から低迷し、いまではなんと7番まで下がりチャンスになると日本人の代打を送られる始末です。 期待のルーキーが期待はずれだったこと。ドラフト1位の大卒ルーキー投手東浜君だったが、開幕前キャンプ終盤のインタビューでは“先発ローテーションには最低限入らないといけないでしょう”と言っていたが蓋を開けてみると先発2試合目で力不足を指摘され、あえなく登録抹消され2軍へ降格し現在も昇格する気配はありません。 もちろん、良い話もあるのです。強度が生んだエース、攝津投手は13勝をあげ堂々たる成績です。中村選手は3割を打ち(規定打席数にわずかに足りないのですが)1番打者に定着しましたし、長谷川選手は一時は打率首位となりました。ということでセリーグとの交流戦は優勝したのでしたが―― 交流戦ではいくら勝ってもパリーグの他チームとの差が開くとは決まってはいません。終わってみればあまり開いていずにその後、調子が戻らない状態です。 しかし、まだ優勝を諦める訳にはいかず――まあ最終的に2位、3位でもよいから食い込んで欲しいのが本音です。
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