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<ペンリレー>

発行日2018/11/10
にいつ内科クリニック  新津 秀孝
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映画「スターウォーズシリーズ」とミレニアムファルコン号
 
「映画スターウォーズ」
  子供達が小さい頃から我が家で上映を心待ちにし、必ず映画館に足を運び家族で楽しんだシリーズものの映画がある。「ゴジラシリーズ」「ジブリ作品シリーズ」「ハリーポッターシリーズ」そして「スターウォーズシリーズ」である。特にスターウォーズシリーズは私にとって学生時代から見始め、今に至るまで心ときめく大好きな映画である。
  私の記憶も曖昧になってきたので少し整理してみる。
  この映画が初めて上映されたのは1977年(私は1979年卒)である。このシリーズは9部作の内、はじめに4?6作が作られている(旧3部作、1977年新たなる希望、1980年帝国の逆襲、1983年ジェダイの帰還)。これらの作品が好評だったことから旧3部作の以前の物語として1?3作(新3部作、1999年ファントムメナス、2002年クローンの攻撃、2005年シスの復讐)が制作された。そしてこれで終わと思いきや10年後の2015年に続3部作がスタート(7作目、フォースの覚醒)、2017年(8作目、最後のジェダイ)、2019年に9作目が上映される予定になっている。これらの作品以外にもいわゆるスピンオフ作品としてアニメ(2009年クローンウォーズ、2015年?2017年反乱者たち)、映画(2016年ローグ・ワン、2018年ハン・ソロ)が作られた。

「愛すべきキャラクター」
  このシリーズの中で最も印象に残り、繰り返し見ているのは初めてみた旧3部作だろう。この作品を見たいがために、あの頃は高価だったレーザーディスクを購入した(もちろん今のブルーレイに比べれば画質はかなり悪かった)。ルーク役のマーク・ハミル、ハン・ソロ役のハリソン・フォード、レイア姫役のキャリー・フィッシャーの3人はまだ若くて動きも素早かったし、美貌もあった。彼らが30数年の時を経て続3部作での7作目でスクリーンに登場したときは、まるで旧友に再会したようで本当に嬉しく、涙腺が緩んでしまった。年月は同様に彼らにもおとずれ(もちろん私も老いたが)動作も美貌も年相応となり親近感を抱いたものだった。しかし再会できたと思った7作目でハン・ソロは息子に殺され、キャリー・フィッシャー自身は8作目の撮影後、実生活で病気により亡くなってしまったことはとても残念である。(9作目に以前撮影した映像で登場はするとのこと)
  一方で年月を経ても変わらないキャラクターもある。
  全作品に登場しているドロイドのC-3POとR2-D2、そして宇宙船ミレニアム・ファルコン号である。プラモデル好きの私にとって特にファルコン号はずっと憧れの存在でもあった。一度作りたいと思い、何隻かのプラモデルを購入したが、手をつけないまま棚に眠っていた。スターウオーズ関連のプラモデルは数限りなくでている。買ってはみるものの完成をみたのはごく少数である。

「ファルコン号作成」
  新3部作でシリーズは終わりと思っていたファンにとって2015年に続3部作がスタートしたことは感動への期待がふくらみ大きな喜びだった。
  そんなファンの心理を見透かしたように2016年1月から実際に映画で使用された撮影用模型を1/1で再現した「週刊スターウォーズ・ミレニアムファルコン」が発売された。初期のスターウォーズの作品はCGの時代ではないこともあり、撮影には大小様々な模型が作られ撮影された。今回はその模型を実物大で再現した物ということで、テレビの広告を見たときには、是非作りたいと、作らねばという気持ちになった。
  ファルコン号のパーツが毎週発売され、毎週少しずつ組み立てていくと2年後には完成するという全100巻の頒布会もので、途中でやめたら何にもならない蟻地獄のようなシリーズ。一回あたりの値段は手頃だが回数を重ねていくとかなりの金額になる。少しずつならできるかもしれないという思いで書店に取り置きしてもらい毎週書店に通った。1回目から組み立てていれば今頃はとっくに完成しているはずだったが、そのうちにとのばしているうち全く組み立てないまま頒布も2017年12月で終了。さすがに、このままではいけないと思い、ようやくこの夏から作り始めた。毎日は作れないから、土曜日、日曜日に時間をとって作っている。ご多分にもれず、老眼、細かい作業が難しい状態で遅々として進まない。2mm×3mmのネジを飛ばしてしまえば、見つけるまで大変である。それでも少しずつ形ができあがっていくのをみるのは楽しく、ストレス解消にもなっている。現在はファルコン号の下の骨組みが完成したところで何となく満足してしまい、制作は足踏み状態である。家族からは生きている間に完成するの?といわれる有様。
  完成すると大きさ直径80センチという巨大なもの。塗装はどうしようか、どこに飾ろうか、飾ることができるのだろうか。そんなことはまだ考えまい。年内の完成は無理だろうが、来年の9作目の上映までにはどうにか完成させたいと思っている。
  次回は糖尿病の治療でお世話になっているあきた東内科クリニックの成田琢磨先生にお願い致します。よろしくお願い申し上げます。
 
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