子供の頃から飛行機が三度のメシより大好きで、飛行機のエンジン音が聞こえてくると一目散に外へ飛び出し、空を見あげ、その機種をあてたり、市内に着陸しそうなことがわかると、自転車で新国道や四ツ小屋の河川敷へかけつけて、機体のアチコチを穴があく程見ておりました。当時、秋田市内に飛行場はまだ無く、セスナのような小型機が新国道や四ツ小屋の河川敷にしばしば離着陸をしていました。この頃から将来の夢はパイロットになることでしたが、小学生の頃から近視が始まり、パイロットの夢は断念せざるをえませんでした。しかし、飛行機への憧れは強まる一方でした。 航空ショーを初めて見たのは昭和43年の春の青森の三沢基地でした。ベトナム戦の最中であり、米軍のファントム戦闘機が多数駐機していて、実際にその機体に触れることができ、その大きさに驚き感激したことは忘れられません。それからは浜松、入間、百里などの基地の航空ショーを見にでかけ、ブルーインパルスの曲芸飛行などを夢中でながめたものです。10年前にアメリカのフロリダで2つの航空ショーが連続して開催されることを知り、はじめての海外の航空ショーに出かけました。憧れのアメリカ海軍のブルーエンゼルス、空軍のサンダーバーズの曲芸飛行は感動ものでした。アメリカの航空ショーでは車の交通誘導等は整然とされており、交通渋滞はほとんどなく、トイレの設備も多数あり、レンタルではありましたが、いすまで用意され、出店も沢山あって、十分に楽しめるように企画、運営されています。 シアトル近郊のボーイングの組立工場も見学しましたが、今では有料だそうですが、当時は無料で、世界最大の建物である工場の中でジャンボジェットがゆっくりと作られるのをまのあたりに見て、これ又感動しました。 航空機発明の地であり、航空宇宙産業のリーダーであるアメリカの優位さをいやおうなしに見せつけられた次第です。 今年は、超音波飛行を初めて記録したカリフォルニアのエドワーズ基地の航空ショーを見学したいと思っています。 次回は玉川純雄先生にお願いします。
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